この店の存在を知ったのは、確かインスタからだったような気がする。あちこち有名なヴィンテージイベントに出店しているのを見ていたし、東京でのポップアップも終えたところだった。「USAGE」はバンコク市内に2店舗あって(どちらも店舗として独立しているわけではなく他の店との複合空間として成っている)各々がそれぞれの「色」をお互いに活かして存在する空間からは、垢抜けた印象と居心地の良さを感じずにはいられなかった。
Song Wat Rd, Yaowarat

ひとつはバンコクの歴史深い中華街「Song Wat Rd」にある。古い歴史を持つこの場所にショップやカフェがそのレトロな建物を改築しては、近年観光客の関心と注目を集めている通りだ。歴史深いこの通りには、ひたすら中国語で書かれた小さな商店が並び、そこからは八角やさまざまなスパイスの匂いが強烈に漂い、そこをカニを担いで歩くおばあちゃんや、スピードを落とすことの知らない「Vespa」のモーターバイクが過ぎる。首を吊られた鶏や鴨、中国式のカラフルかつ厳格な寺院など、色々と興味を惹かれては立ち止まりまた歩みを進めるなかで、今まで知らなかった場所で流れていた長い年月を肌で感じ取ることができる。





そんな場所に馴染んでいる「USAGE」の店内は、仕切りの壁がぶち壊されて横に長い空間によってできている。そこにはレコードショップ、骨董品、カメラショップがあり、目的があってきた人や、店の前の通り過ぎた人や興味惹かれて中に入ってきたという様子の人もいた。ターンテーブルからは国やジャンルや年代別の音楽が流れ、そんな中で古着を探し、今まで見たこともなかった家具やカメラを目にするのはずいぶんと新鮮で楽しいものだ。それに外に出てほんの少し歩けば通りのそばを流れる川の岸まで着く。その周りには目を惹くカフェやバー、多くのストリートアートが目に入る。ずいぶんと古くはなった建物や街並みの依然として堂々とした姿に、若者や新鋭の手によってさらに新たな空間へと創造されていくのをみていると、この通りの魅力をしみじみと感じる。


古い壁によく調和して見えるカメラブランドの看板

Blue Wild Warehouse, Sukhumvit


もうひとつはPhra Khanongの辺りにある。喧騒とした場所から少し離れたひっそりとした場所に立つ「Blue Wild Warehouse」という独立した大きな倉庫の中のその一角に『USAGE』はある。ゆっくりと入り口まで歩き中にはいると、そこは色とりどりの家具に囲まれた空間が広がる。高く配置された照明に窓からは日が差し込み、角には並んだたくさんの古着、その反対側にはカフェ、奥に進めばひっそりと構える別の古着屋と上につながる鉄骨階段があって、そのギシギシと音を立てる階段の手摺りを持ちゆっくりと登ると「USAGE」の看板があり、その反対側にはタトゥースタジオまでもある。

などのアクセサリーも揃っている。






重い扉を開けるとそこは遊び心が詰まった「USAGE」の店内。上に積み重なったTシャツや地面のBOXに入ったアイテムなど自分で掘り出す楽しさがそこにはある。コンセプトはモダンヴィンテージ。ヨーロッパ、アメリカ、アジアの古着にサングラスや時計、「USAGE」のクルーがペイントしたカスタムアイテムなど探せば多くのものが見つかるかもしれない。
普段はオーナーが仕入れをしているという。今はヨーロッパのオーストリアで掘り出しものを巡る旅に出ているそうだ。



USAGE MODERN VINTAGE STORE
Songwat Yaowarat
1452 Song Wat Rd, Chakkrawat, Samphanthawong, Bangkok 10100
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Open 11:30 – 19:00 (定休日 月曜日)
Blue wild Warehouse
Sukhumvit 20 ซอย วชิรธรรมสาธิต 6 บางนา เขตบางนา กรุงเทพมหานคร 10260
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Open 11:30 – 19:00 (定休日 月曜日)