前回は暑い日の食欲が湧かない時を考え、バジルをたっぷりと使用したトマトソースパスタを作った。今回はイメージでいうと、日中によく働き、たくさんエネルギーを使用した夜にがっつり食べたい『濃厚トマトソースパスタ』とでもいこうか。
ー2人分ー
トマト缶(トマトでも◎)・・・・・・・・ 200g
玉ねぎ・・・・・ ・・・・1玉(大)
パセリ・・・・ ・・・・・適量
パスタ(リングイネ)・・・200g
にんにく・・・・・・・・3かけ
バター・・・・・・・・・適量
塩、胡椒・・・ ・・・・・適量
オリーブオイル・・・・・ 適量
チーズ・・・・・・・・・適量
今回はソースにより絡むリングイネ(フェットチーネでも◎)をパスタに使い、バターとチーズをふんだんに使用する。(ワークハードな若いシティボーイが僕の頭の中に浮かぶ)
ずいぶんと色褪せた「Perfect For Dancing」と書かれたタンゴのレコードに針を置く、すると軽快なリズムととも曲が流れ始めた。まず底の深い鍋にたっぷりの水を入れ火にかけ、ガーリックの表面を丁寧に剥いて薄くスライスしたらオリーブオイルで弱火でじっくりと色が変わるまで炒める。その間に玉ねぎを細かくみじん切りにし、色が変わったガーリックと一緒に炒める。火は強め、塩胡椒をして玉ねぎか水分を出す。そして常に底が焦げないように目を見張る。玉ねぎがしんなりとして色も変わり始めたら、バターを加えてさらに強火で炒める。玉ねぎのこの旨みが料理の肝になる。焦がさないように。


すっかりと沸騰した鍋に塩を適量加えパスタの鍋に放す。仕上がってきた玉ねぎにトマト缶を加え、茹で汁をお玉一杯ほど入れ強火で煮込むようにしていく。パスタは引っ付かないように時折鍋の中でかき混ぜる。パスタの茹で表示時間の1分前まで少し手が空いた。リズムに乗りながら不要になったものから洗い物を始める。片面の曲が終わりレコードの向きを変えた。スピーカーからはWALTZが流れた、なんだか余計にお腹が空いてきた。表示時間の1分前となった。

少し茹で汁を残してパスタをザルにあげトマトソースの中に加える。火は中火といったところだ。細かく刻んだパセリ、茹で汁、オリーブオイル回しチーズを入れる。(仕方なく安物のチェダーチーズを入れた)パスタにソースがじっくりと絡むまで目を見張る。茹で汁を少し加えては塩胡椒で味を整える。十分に絡み合えば、火を止める。お皿に盛り仕上げにチーズでもパセリでも乗せると完成だ。


トマトの酸味に合う上等なチーズを代わりに加えればもう少し良くなるし、トマトも甘味のあるのを使用すればもっとよくなる。でも今回は音楽のリズムがこのパスタを幾分とよいものにした。食材もだが、むろん料理はパッションが大切である。それはちょうどタンゴを踊る2人のように。
