ヨガを始めようと思った時、Youtubeでヨガレッスンの動画を探し掘った。画面に映るポーズを真似して、これがヨガなのかと自分を納得させようとしていた。しかしそれはただ僕の視点から見たヨガとはこういうものだろうという偏見と無知以外のなにものでもなかった。それはきっと、人には人それぞれの目的に合うヨガがあるはずだと、画面をスクロールしながら行なうヨガに限界を感じ始めていたのだからだと思う。
ヨガを始めるきっかけを与えてくれたのは、PatagoniaがYoutubeにアップしていた一本の動画だ。タイトルは” The Yin & Yang of Gerry Lopez ”
それにヨガとの向き合い方を識してくれたのが、アソカナンダ氏の ” THE YOGA OF MINDFULNESS ” という本。この二つの偶然がヨガの深みへと誘う学ぶのきっかけとなった。(結局、人生は限られた可能性の中でしか進んでいくしかないのだ)

ヨガでとても大切なことは呼吸だ。ヨガと瞑想はひとつだ。これからする呼吸リズムは、この本の内容を自分なりに解釈したものだ。
身体が落ち着く場所で、ヨガマットの上で、歩きながら、いつものルーティーンの間に、それは実践できる。息を深く吸い込んで8カウント、吐いて4カウントつまり8:4のリズムで呼吸をする。姿勢は変えず、8のリズムで出来る限り吸い込み、4のリズムで全て吐き出す。最初は数回(6:3 でも 4:2 のリズムでもよい)繰り返し、慣れてくれば自然にリズムが掴め無意識のうちにできるようになる。大切なのは呼吸を意識すること、瞑想の中に意識を置くこと。このことを意識しなければならない。

この呼吸リズムが身体の中のフロウを巡らせるだけでなく、ハーモニーとなり細胞血管を通じて筋肉や肉体構造の循環を促す。つまり呼吸を意識することは、ヨガや瞑想だけでなく身体の健康の面からみても有益であるといえる。呼吸というあまりにも自然的ことを意識して行なうということは当然すぎて気にしなかったりする、が、私たちが産まれてから自然と本能で始める呼吸とそのリズムには深い関係があるはずだ。
呼吸は肺で行なう。ご存じの通り。しかし人間の肺は3つのパートで呼吸できることを知っている人はあまりいない。肺は大きく下部、中部、上部に分けられる。下部は下半身と繋がっていて、中部で肝臓、脾臓などの臓器や胃などの消化器官を巡らせ、上部で喉を通り脳まで酸素を送る。肺は体内の大部分を占める。男性は主に腹式呼吸、女性は胸式呼吸だといわれている。



そう理解して肺の部位に意識して呼吸してみても、うまくできない。特に最初のうちは。でも意識して行なううちに少しずつわかってくるはずだ。できれば毎日、少しの時間でも意識的に行なう。これはヨガにとってだけではなく、身体や心に大きな変化を与える。世の中にこんなにも怒りっぽい人やイライラしている人がいるのも、彼らが上手く呼吸する仕方を知らないなのかもしれない。



意識してなかなか掴めなくても、各姿勢ごとに呼吸する部位を意識することができれば、感覚が掴めてくるはずだ。この部位ごとの呼吸を無意識に分けてできるようになるまで高めたい。
ヨガを身につけるにはまずは呼吸を身につけることだ。もしも呼吸を身につけるときっと気が付くかもしれない、ヨガ以上の身体の変化や心の気づきを身につけていることを。まずは呼吸のリズムを感じることだ。まるで音楽を奏でるように。ヨガはそこからはじまる。